【9月2日 AFP】イングランド・プレミアリーグは1日、第4節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)とチェルシー(Chelsea)が開幕4連勝を飾った。マンチェスター・シティ(Manchester City)はニューカッスル(Newcastle United)を退け、序盤戦で首位に立つ2チームを勝ち点2差で追いかけている。

 高額の移籍金で獲得したGKアリソン(Alisson Ramses Becker)の大きなミスで連勝にまったがかかるかに思われたリバプールだったが、敵地キングパワー・スタジアム(King Power Stadium)でサディオ・マネ(Sadio Mane)とロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の活躍と、これまでになかった守備陣の団結もあり、レスター・シティ(Leicester City)に2-1で勝利した。

 リバプールは前半のうちにマネとフィルミーノの得点で2点のリードを奪い、珍しく影の薄かったモハメド・サラー(Mohamed Salah)は残り20分ほどのところで試合を退いた。

 リードを築いていたリバプールだったが、後半18分にアリソンがレスターのケレチ・イヘアナチョ(Kelechi Iheanacho)をドリブルでかわそうとしてボールを奪われ、イヘアナチョのパスを受けたラシド・ゲザル(Rachid Ghezzal)に得点を許した。

 開幕3戦で無失点を続けていたアリソンについてユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「サッカー選手として優れているという点だけはポジティブだ。とはいえ、それを正しい方向で使うことを覚えなくてはならない」、「あれはミスだ。世界中のどんなゴールキーパーもあの状況でドリブルしてはならない」と語った。

 チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジ(Stamford Bridge)で71分までボーンマス(AFC Bournemouth)の守備を崩すことができなかったが、ペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)のゴールで先制すると、エデン・アザール(Eden Hazard)が追加点を決めて2-0で白星を飾った。

 リバプールやシティがタイトルを争うとみられていた中で、チェルシーの完璧な序盤戦はマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督自身をも驚かせている。

 前節ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を相手に珍しく勝ち点を落としたシティは、立ち直りを見せ、ラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)とカイル・ウォーカー(Kyle Walker)のイングランド代表コンビがゴールを決めて2-1で勝ち点3を手にした。(c)AFP