【8月30日 東方新報】日中平和友好条約締結40周年を記念した両国の大学生によるイベント「中日大学生千人交流大会」が29日、北京市の北京大学(Peking University)百年記念講堂で開催された。

「交流大会」は、中国の駐日大使館が主催し、北京大学の協力のもと開催。日中両国の大学生1000人以上が参加し、「中日大学生平和友好宣言」を発表した。

 このうち約500人が日本の大学生で、少林寺拳法や琉球舞踊などを披露。中国の学生代表は中国の伝統的な舞台音楽である「昆曲」の『牡丹亭・遊園』と雲南省(Yunnan)の民族舞踊『娉娉然』などを演じた。

 祝辞を寄せた中国の李克強(Li Keqiang)首相は、「青年は未来を代表している。中日両国の青年が今回の大会を通してコミュニケーション方法を広げ、互いに学習し合い、理解と信頼を深め、両国関係の長期にわたる健全で安定的な発展のために助力することを望む」と述べた。

 安倍晋三(Shinzo Abe)首相の祝辞は、横井裕(Yutaka Yokoi)・駐中国大使が代読。「若者は両国の未来を背負っている。双方は引き続き青少年交流を推し進め、さらに多くの日中友好の交流の架け橋を作っていくべきだ」と表明した。

 交流大会にはこのほか、林芳正(Yoshimasa Hayashi)文部科学相のほか中国の程永華(Cheng Yonghua)駐日大使、長谷山彰(Akira Haseyama)慶応大学(Keio University)塾長、林建華(Lin Jianhua)北京大学学長などが参加した。(c)東方新報/AFPBB News