英国に「前例ない協定」提案の用意 EU側首席交渉官
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【8月30日 AFP】英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐって、EU側のミシェル・バルニエ(Michel Barnier)首席交渉官は29日、離脱後の英国との間で、EUがこれまでにどの国とも結んだことがないような「野心的」な合意を結ぶ用意があると明らかにした。
ベルリンで行ったドイツのハイコ・マース(Heiko Maas)外相との共同記者会見で語った。
バルニエ氏は英側に「これまでにどの第三国とも結んだことのないようなパートナーシップ協定を提案する用意がある」と表明。その協定には航空や安全保障、外交政策分野における協力協定のほか、野心的な自由貿易協定(FTA)が含まれる可能性がある。
バルニエ氏はその一方で「単一市場とはあくまで単一市場という意味だ」と述べ、人、物、サービス、資本の自由な移動というEU単一市場の4本の柱を尊重しなくてはならないとも強調した。
離脱予定日の来年3月29日まで7か月しか残されていないが、離脱条件をめぐるEUと英国の交渉は行き詰まっている。
英国のフィリップ・ハモンド(Philip Hammond)財務相は先週、合意なき離脱は生産性と借入金に多大な影響を及ぼしかねないと警告。それに対してテリーザ・メイ(Theresa May)首相は、合意なき離脱は「大したことではないとは言えないが、世界の終わりとなるわけではない」と述べ、最悪シナリオの影響を小さく見せようと努めた。(c)AFP
