【8月30日 東方新報】中国・安徽省(Anhui)合肥市(Hefei)は近年、「救助支援策」を進め、100人近いホームレスを受け入れている。

 ホームレスは、障害があったり、家族と連絡が取れなかったりするなどさまざまなケースがある。法的、社会的な身元を持たないために、医療保険など公的サービスを受けられず、障害者であっても障害者手帳も発行されない。日常の支出や医療費などは、地元政府が管理するホームレスの支援施設が賄う。

 合肥市の民政部門と公安部門は協議や研究を経て、同市に長期的に滞在しているホームレスに対して市民登録の手続を行った。ホームレス75人が正式に合肥市の「新市民」となったことで、各種社会福祉保障を受けられるようになる。

 同市でほかに確認されている約30人のホームレスも、手続きを進めている。(c)東方新報/AFPBB News