【8月27日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は26日、開幕戦が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はキックオフからわずか31秒でRBライプツィヒ(RB Leipzig)に得点を許したものの、ホームデビューを飾ったアクセル・ヴィツェル(Axel Witsel)の豪快なオーバーヘッドキック弾もあり、4-1で逆転勝利を飾った。

 見事なデビューを飾り喜んだヴィツェルは、「これだけのファンの前でプレーできるのは名誉だ。素晴らしい雰囲気だったし、ファンが後押ししてくれた」とコメントしている。

 ドルトムントは4得点を奪う間には失点をせず、24日に行われた開幕戦で1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)に3-1と完勝を収めたバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を順位で上回っている。

 ライプツィヒは敵地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でキックオフから攻撃を仕掛けると、ヴィツェルが処理を誤ったボールから、U-21フランス代表のジャン・ケビン・アウグスティン(Jean-Kevin Augustin)が先制点を挙げた。

 早い時間帯に失点したものの、ルシアン・ファーブル(Lucien Favre)新監督の下でドルトムントは全力を尽くし、まばゆいパフォーマンスを見せた前半で3ゴールを奪った。

 ホームのドルトムントは21分、シリア生まれのMFマフムド・ダフド(Mahmoud Dahoud)がヘディングシュートを決めて同点に追い付くと、40分には新キャプテンを務めるマルコ・ロイス(Marco Reus)のFKがライプツィヒのマルセル・サビッツァー(Marcel Sabitzer)のオウンゴールを誘い、2点目を挙げた。

 中国スーパーリーグ(1部)の天津権健(Tianjin Quanjian FC)から2000万ユーロ(約26億円)の移籍金でドルトムントに移籍したヴィツェルは43分、チームに3点目となる驚くべき一撃を突き刺して、自身のミスの帳消しにした。

 同じく新加入のトーマス・デラネイ(Thomas Delaney)のヘディングシュートが、ライプツィヒのGKペーテル・グラーチ(Peter Gulacsi)に横っ飛びを強いると、近くにいたヴィツェルがアクロバチックなシュートを決め、試合は3-1でハーフタイムに突入した。

 23日に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)のプレーオフでFCゾリャ・ルハンシク(FC Zorya Luhansk)に0-0で引き分けたライプツィヒは、今季ここまでに7試合を消化しており、試合を巻き返す脚を残していなかった。

 後半アディショナルタイムには、イングランドの世代別代表に名を連ねる18歳のジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が途中出場から決定的なパスを送ると、ロイスが勝利を決定付けるゴールを挙げた。

 ロイスは試合後、「自分たちのスピリットと個性が見せられた。とはいえ、運も少しあった。この勝利は本当に重要で、自信を与えてくれた」と話した。(c)AFP