【8月27日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、フェデックス・カップ(FedEx Cup 2018)プレーオフ初戦、ザ・ノーザントラスト(The Northern Trust 2018)は26日、米ニュージャージー州パラマス(Paramus)のザ・リッジウッド・カントリー・クラブ(The Ridgewood Country Club)で最終日が行われ、ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)が2位と4打差の通算18アンダーで今季2勝目(通算3勝目)を飾った。

 2位と4打差の首位でスタートしたデシャンボーは、最初の2ホールでバーディーを奪い、リードを6ストロークに拡大したが、続く3番と9番ではボギー。一時はアーロン・ワイズ(Aaron Wise、米国)らに2打差まで迫られたが、12番と13番で連続バーディーを取ると、終盤5ホールをパーでまとめて最終的に2アンダー「69」を記録。ライバル勢の追い上げをかわしきった。

 賞金162万ドル(約1億8000万円)を手にしたデシャンボーは、「今の自分には成し遂げなくてはならないことが二つある。一つはライダーカップ(The 42nd Ryder Cup)出場。もう一つは、フェデックス・カップの総合優勝だ」「現時点では順調。この調子で正しい方向に進み続けたい」と語った。

 デシャンボーはメジャー最終戦の第100回全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)で予選落ちを喫し、自動選出されるライダーカップの出場選手8人からは漏れたが、この日のタイトル獲得によって米国選抜のジム・フューリック(Jim Furyk)主将が選ぶ残りの4人の中に入るのは堅いとみられる。

 同じく9月に発表される残りの4枠入りを目指すトニー・フィナウ(Tony Finau、米国)が、通算14アンダーで単独2位。タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は再びパットに苦しみ、同4アンダーで40位タイに終わった。松山英樹(Hideki Matsuyama)は最終日に3ストローク伸ばし、同9アンダーの15位タイとなった。

 5年ぶりの出場となるフェデックス・カップの初戦を終え、今週は何を得たかと問われたウッズは「スコア以上に良いゴルフができていたのが収穫かな」とすると、「あまりバーディーを取れなかった。パットの調子が良くなかったから。でも最も大切なのは、良いドライバーを放つという失われていたゴルフの要素を見つけられたこと。もちろん、パットはしっかり決めないといけないけど」と続けた。(c)AFP