「記憶に留めておく一枚の報道写真」

この写真はパレスチナの子供たちが、南ガザ地区の国連事務所の外で、援助の削減に対する抗議の間にパンのパテを持っている写真である。現在、世界の難民の4人に1人がパレスチナ難民である。パレスチナ難民の発生はUNRWAの管理下におかれているのに加え、「国連難民条約」の適用も受けられないため「保護」されることが少なく、軍事的な脅威にもさらされやすい。そんなパレスチナ難民を助けることはできないだろうか。世界で暮らしている人々は皆、平等であるべきであり、教育面、心理面、健康面などの幅広いサポートをすることで写真のような子供たちが希望を持って生きる力をつけていけたら、という思いからこの写真を選んだ。


フェリス女学院大学 松野 翠 難民セクション