【8月25日 東方新報】中国のインターネットショッピングサイトの淘宝(タオバオ、TaoBao)が21日に発表した「18-35歳男性トレンド消費報告」によると、同国内では衣類やスポーツ・フィットネス、男性化粧品の分野で著しい消費傾向がみられていることがわかった。

 タオバオのショッピングサイト上で最も人気の高かった男性化粧品トップ3は、BBクリーム、アイブローペンシル、リップクリームという結果だった。

 この2年程度で、タオバオによると、85年と90年生まれの男性層だけで、約120万点の男性用BBクリームが売れた。アイブロー・ペンシルも約35万点が18~35歳の男性の間で購入された。地域別では、広東(Guangdong)、浙江(Zhejiang)、江蘇(Jiangsu)3省の消費者が中心だった。このほかメイクアップセットや、デイクリームも人気が高かった。

 男性向けコスメ・スキンケア商品の購入層は低年齢化しており、中心は95年生まれの男性だという。男性用スキンケア商品の売上額は前年比で38%増加しており、クレンジングやエイジング化粧品、顔パックは男性の「3大基礎化粧品」となっている。

 男性用化粧品をタオバオに出店しているバイヤーは、「男性が化粧することも、女性と同じように、人前に出るときの礼儀や相手を尊重するもの。脂ぎった顔を見たいと思う人はいない」と話す。

 男性化粧品の消費市場は今後、さらに伸びる余地がありそうだ。(c)東方新報/AFPBB News