孫興民率いる韓国、イラン下しアジア大会8強入り
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【8月23日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian Games、Asiad)の男子サッカーは23日、決勝トーナメント1回戦が行われ、韓国がイランに2-0で勝利して準々決勝進出を決め、選手たちの兵役が免除となる金メダル獲得にまた一歩近づいた。
韓国のキャプテンを務めた孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)は、ジャカルタ近郊のチカラン(Cikarang)で行われた荒れた試合でチームを2-0の勝利に導き、次のラウンドで評価の高いウズベキスタンと対戦することになった。
仮に韓国が今大会で金メダルを逃した場合、現在26歳の孫は選手キャリアにとって大きな打撃となる、21か月間の兵役を余儀なくされる。
イングランド・プレミアリーグにおけるアジア人の最多得点者である孫は、ベスト16の負ければ終わりという試合にプレッシャーを感じたと認めたものの、自分たちのチームを「とても誇らしく思う」と語った。
「われわれは強かった。しかしイランもチームとして強力だった。強い精神状態でいるのは重要なことだ。プレッシャーは確かにあったが、われわれはイランより信念を持って戦ったと思う」
40分、黄仁範(In-Beom Hwang、ファン・インビョム)からの短いクロスボールに日本でプレーする黄義助(Ui-jo Hwang、ファン・ウィジョ)が合わせ、今大会での5ゴール目で韓国が先制に成功した。
Jリーグ1部(J1)のガンバ大阪(Gamba Osaka)に所属する黄義助は孫同様、今回のアジア大会が兵役を免除されるための最後のチャンスになるオーバーエイジ選手の一人となっている。
韓国は55分、20歳のFW李承佑(Seung-Woo Lee、イ・スンウ)が相手のクリアミスを巧みに奪い、ペナルティーエリア手前からシュートを突き刺した。
李は、年長の選手たちに差し迫っている兵役義務への恐怖心がチームのモチベーションになっているということを否定し、「本当のことを言えば、そうした点について特別なプレッシャーは一切ない。われわれはこの大会で優勝するためにここにいるからだ」と話している。
「われわれはただこの大会に集中しており、決勝戦に進みたいと考えている」
孫はインドネシアで開催されているアジア大会に出場するため、プレミアリーグでの戦いを回避しており、20日に行われたグループステージ最終節のキルギス戦でチームを決勝トーナメントに導く得点を挙げたが、ここまでに決めたゴールはこの1点のみとなっている。
孫は「(トッテナム・ホットスパー〈Tottenham Hotspur〉の試合を欠場していることを)非常に申し訳なく思っているとはもう話したが、この大会は私にとって重要だ。韓国のために戦っているからだ」とコメントした。
「スパーズでのプレーも母国でのプレーも私は楽しんでいる。違うものは何もない。ピッチに立つときはいつでも全力でプレーする」
韓国が次に対戦するウズベキスタンは決勝トーナメント1回戦で香港(Hong Kong)を3-0で下しており、今大会でいまだ失点を喫していない。(c)AFP/Faisal KAMAL