「記憶に留めておく一枚の報道写真」

この写真はダルフール紛争によって国境なき医師団によるキャンプに避難している女性と子供の写真である。ダルフール紛争は、非アラブ系住民とアラブ系住民の対立であり干ばつの深刻化により両者が水を共有できなくなったことで前者が後者を迫害したことが一要因となった紛争である。私はこの紛争が、気候変動をひとつの要因とるす生態学的危機がきっかけとなって始まったとされている紛争であることから、地球環境問題はただ環境に悪影響を及ぼすというだけではなく、さらに他の国際問題に発展することに国際社会がもっと強い問題意識を持つべきであると思いこの写真を選んだ。この写真から私たちが学ぶべきことは現代の国際社会における持続可能な経済発展の重要性ではないだろうか。ただ目先の環境問題の解決策を見出すだけでなく、経済発展と環境問題解決を両立させ、他の国際問題に発展させないことが必要なのである。


早稲田大学 岩垣紗苗 資源環境セクション