【8月22日 CNS】中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)の登登(Dengdeng)さん(24)は、小学4年の時に太り始めた。温州市(Wenzhou)の実家がスーパーを開店し、おやつに困らなくなったためだ。

 この10年来、ダイエットは100回以上やったが、いつもつらいだけで結果が実らない。昨年、ダイエットはしないことに決めた。

 この決断は、意外な結果をもたらした。登登さんは今や、月収5万元(約80万円)の淘宝(タオバオ、TaoBao)のライブ配信者だ。

 2017年8月、杭州の婦人向け衣類専門店のタオバオ支店に入社後は、ライブ配信担当者としてスタジオで服を試着し、画面の向こうのファンと会話をしながら、商品を販売している。

 以前は、人から冷やかされるだけだったぽっちゃり体形が、ライブでは見る人を引き付け、金になるのだ。多くのファンも登登さんのライブ動画を見ながら、ぽっちゃり体形向けの衣類を選び購入する。

 登登さんは「ぽっちゃりモデル」として、毎日の食事にブレーキをかけることはない。何でも気にせず食べる。ライブスタジオには、お菓子が山のように積み重ねられている。インターネットが、ぽっちゃり女性に春を運んできたのだ。月収が1万元(約16万円)を超えるぽっちゃりモデルは、引く手あまただ。