【8月22日 AFP】第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)は21日、体操女子個人総合が行われ、中国の陳一楽(Chen Yile)が金メダルを獲得した。まだ16歳の陳は、ゆかの演技で自分のものとは違う音楽がかかるというハプニングに見舞われながら、同胞の羅歓(Luo Huan)を抑えて優勝している。

 今年行われた種目別W杯で平均台のチャンピオンになっている陳は、ゆかの演技を始めようとしたところで違う音楽が流れたのに気づき、楽曲が入れ替わるまで、マットの端で何分か待たなくてはならなかった。

 しかし本人は気にしていない様子で「問題ありません。そういうこともあるかなと思っていました。国際大会ではどんなことでも起こりますから」とコメントした。55.950点を獲得した陳は、「金メダルはとてもうれしい」と喜びながらも、団体ではもっと良い演技を見せたいと話した。

 羅歓は54.550点で銀メダル、北朝鮮のキム・スジョン(Kim Su Jong)が53.600点で銅メダルだった。(c)AFP