【8月20日 AFP】(更新、写真追加)スペイン北東部バルセロナ近郊で20日朝、刃物を持った男が警察署を襲撃し、男は射殺された。警察が発表した。

 現場はカタルーニャ(Catalonia)州コルネヤ(Cornella)。同州警察はツイッター(Twitter)で、「刃物で武装した男が、警察官らを襲おうとコルネヤの警察署に押し入った。襲撃犯は銃で撃たれた」と発表した。

 地元メディアは、アルジェリア出身の男が、襲撃の際に「アラーアクバル(神は偉大なりの意)」と叫んだと報じている。ただ警察の報道官は、この報道へのコメントを控えるとしている。

 今回の襲撃について、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 同州では昨年8月17日、バルセロナ中心部の人出の多いランブラス(Las Ramblas)通りでワゴン車が歩行者らに突入し、さらに近隣のリゾート地カンブリルス(Cambrils)でも刃物による攻撃があり、計16人が死亡した。

 今回の事件は、それから1年と数日後に発生したことになる。(c)AFP