【8月18日 AFP】コンゴ民主共和国の保健当局と世界保健機関(WHO)は17日、同国北東部で流行しているエボラ出血熱の感染者が78人に増加し、このうち44人が死亡したと発表した。

 報告によると、同国北東部で記録されたエボラ出血熱の感染例は計78件。このうち感染が確認されたのは51人で、27人は「感染が強く疑われる」症例。このほか、さらに感染の疑いがある24人を調査中だという。

 最終的な感染確認は患者から採取したサンプル検査を通じて行う。一方、「感染が強く疑われる」とされる症例は多くの場合、まだサンプル検査は受けていないが感染が確認された患者との緊密な接触があり、エボラの症状を発症している患者らを指す。

 スイスのジュネーブで記者会見したWHOのタリク・ヤシャレビチ(Tarik Jasarevic)報道官は、コンゴでの感染者は「今後も増加するとみている」と述べた。(c)AFP