モンサントと親会社バイエル、知っておくべき5つの事柄
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■高い代償
地球人口の急増に対して業界全体が構える中、ラウンドアップのような強力な薬剤に耐性のあるGM種子をそろえ市場をリードするモンサントに、バイエルは手を出したがっていた。
また将来の農業では、栽培管理をデジタル化に委ねるようになるとみられており、モンサントのデータ解析事業「クライメートコープ(Climate Corp)」もまた買収の誘因となった。
しかしバイエルは、買収額が非常に高くついたことに加え、独占禁止法に抵触しないよう、その過程で種子事業および農薬事業関連資産を手放す条件に合意する必要性にも迫られた。
そこへ今回の評決が下った。バイエルは将来、ラウンドアップ関連で起きる訴訟のために、多額の和解金を用意しておく必要があるかもしれない。多数の原告と和解しようとすれば「(賠償金は)総額で100億ドル(約1兆1100億円)にも上り得ると我々は見ている」とリーコック氏は述べた。 (c)AFP/Michelle FITZPATRICK