【8月13日 AFP】インド南部でフランス人観光客が撲殺され、さらに遺体をバラバラに切断された。警察当局が13日、明らかにした。29歳の男子学生が犯行を認めているという。

 68歳のフランス人男性の遺体は、タミルナド(Tamil Nadu)州タンジャブール(Thanjavur)県で12日、土のう3袋に詰められた状態で発見された。

 AFPの取材に応じた警察幹部は、学生が男性と性交渉を持った後に口論になって殺害したと自白しており、すでに逮捕したと述べた。「学生がいら立って木の棒で男性の頭部を殴ったところ、男性は倒れた」と説明している。

 この幹部によれば、首都ニューデリーのフランス大使館は殺人の情報を受け取っている。だがAFPの取材に対して同大使館の報道官は、現時点でコメントすることはできないとしている。

 インドでは英国統治下の時代に制定された法の下、同性愛者間の性行為は「自然の秩序に反した性交渉」として禁じられており、最高で終身刑が科せられる。(c)AFP