音楽祭で遊歩道崩壊、370人超負傷 スペイン
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【8月13日 AFP】(更新、写真追加)スペイン北西部ビーゴ(Vigo)の海沿いで開催された音楽祭の会場で、木造の遊歩道の一部が崩壊する事故があり、370人余りが負傷、うち9人が重傷を負った。地元当局が13日、発表した。
事故は12日の深夜に発生。同市のアベル・カバジェロ(Abel Caballero)市長は報道陣に対し、幅10メートル、長さ30メートルの海に面した遊歩道に、ラップ歌手のパフォーマンスを見ようと人々が詰めかけていたところ、遊歩道が突然崩壊したと説明。
同市長によれば、救助隊は、がれきの下に閉じ込められた人がいないことを確認するため、赤外線カメラを使い3時間にわたり現場を捜索。海中でもダイバーによる捜索が行われた。消防隊によって2人ががれきの下から救出されたという。
遊歩道は1990年代に建設されたもので、ビーゴ市の港湾局は「過重量」が崩落の原因との見方を示している。
また地元ガリシア(Galicia)自治州政府は、計377人が負傷し、うち7人が現在も病院で治療を受けていると発表。負傷者の大半は打撲などの軽傷だったとされる。重傷者には未成年2人が含まれ、骨折や頭部にけがをしているものの、命に別条はないという。(c)AFP