【8月8日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフォースインディア(Force India)は7日、カナダの富豪ローレンス・ストロール(Lawrence Stroll)氏のコンソーシアムによるチームの買収を発表し、管財人の管理下から離れる見通しになった。

 英シルバーストーン(Silverstone)に拠点を置くフォースインディアは先月、破産管財人の管理下に置かれたが、ウィリアムズ(Williams)のドライバーであるランス・ストロール(Lance Stroll)の父ローレンス・ストロール氏が率いるコンソーシアムにより、チームの未来は安全になったとしている。

 チームは金銭面の詳細については明らかにしなかったが、今回の合意によって405人の職が確保されることになるとしており、コメント文で「この合意は、F1におけるフォースインディアチームの未来を安定させ、ドライバーたちが自信を持ってレースに臨めるようにするものだ」と述べている。

 現在、フォースインディアではエステバン・オコン(Esteban Ocon)とセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)がドライバーを務めているが、ローレンス・ストロール氏の今回の動きにより、ウィリアムズで苦しむ同氏の息子がチームに加入する可能性も開かれている。

 フォースインディアは今年のコンストラクターズ選手権で合計59ポイントの6位につけており、一方のウィリアムズはわずか4ポイントで10位に沈んでいる。(c)AFP