【8月5日 AFP】ボクシング、WBOライトヘビー級タイトルマッチは4日、米ニュージャージー州アトランティックシティー(Atlantic City)のハードロック・ホテル&カジノ(Hard Rock Hotel and Casino)で行われ、挑戦者エレイデル・アルバレス(Eleider Alvarez、コロンビア)が7回KOで王者セルゲイ・コバレフ(Sergey Kovalev、ロシア)を下し、王座を獲得した。

 7回に入って2度のダウンを奪っていたアルバレスは、強烈な右フックの連打をコバレフの頭に打ち込み、王者を3度キャンバスにたたきつけ、残り15秒というところでレフェリーが試合終了を宣告した。

 積極的だったコバレフは、このラウンドを前に採点上ではリードを奪っていた。しかし、コバレフのガードが下がるとアルバレスはこの好機を生かし、力のこもったパンチを打ち込んで、今年のボクシング界で最大の番狂わせを果たした。

 同級元王者のアンドレ・ウォード(Andre Ward、米国)に連敗を喫した後、格下相手に2連勝を挙げていたコバレフは、戦績を32勝(28KO)3敗1分けとした。一方のアルバレスは24勝(12KO)0敗と無敗を守っている。(c)AFP