【8月5日 AFP】カメルーンのイスマエル・ビドゥンムクパット(Ismael Bidoung Mkpatt)スポーツ相は4日、同国サッカー代表の新監督にクラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)氏を迎え、アシスタントコーチにパトリック・クライフェルト(Patrick Kluivert)氏が就任すると発表した。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃したカメルーン代表は、昨年、ヒューゴ・ブルース(Hugo Broos)氏が監督を退任。かつてイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)でプレーしたセードルフ氏とクライフェルト氏は、その後任としてチームを指揮することになった。

 セードルフ氏はこれまでにミランや中国リーグの深センFC(Shenzhen F.C.)、スペイン1部リーグのデポルティボ・ラ・コルーニャ(Deportivo La Coruna)を率いているが、その在任期間はいずれも6か月以内で、指揮官としてはほとんど成功できていない。

 しかし、42歳になるセードルフ氏は選手としては欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を4度制しており、オランダ代表としては87試合に出場している。

 スペインのFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーしていた元FWのクライフェルト氏は、オランダ代表でアシスタントコーチを務めるなどその経験は豊富であり、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)では1年間フットボールディレクターとして過ごした。

 カメルーンは昨年ガボンで開催されたアフリカネイションズカップ(2017 The Africa Cup of Nations)で5度目の優勝を果たしており、来年6月の自国開催の大会(2019 The Africa Cup of Nations)を、前回大会王者として迎える。(c)AFP