【8月4日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は3日、国内における人種の分断を深めていると批判してきた同国プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)に対し、報復とばかりに中傷するような発言を行った。

 トランプ大統領はツイッター(Twitter)で、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)のジェームズについて言及し、「レブロン・ジェームズは、テレビ界で最も頭の悪い(米CNNの司会者である)ドン・レモン(Don Lemon)氏からインタビューを受けた。彼はレブロンを賢く見せようとしていたが、それは簡単なことではない」と投稿した。

 慈善活動家として先月30日には故郷のオハイオ州アクロン(Akron)で、助けを必要とする子どもたちのための小学校を開校したジェームズは、3日夜に放送された同31日のインタビューでCNNに対し、トランプ大統領が「われわれを分断しようとしている」ことを確信していると主張し、「彼はスポーツを使って分断を図っているが、私には共感できない。なぜなら、私が白人の人と初めて関わったのは、スポーツを通してだったと知っているから」と話した。

 NBAの通算得点数で歴代7位につけているジェームズはまた、トランプ大統領が人種差別をあおり立てている批判し、同大統領の「向かい側には絶対に座らない」と話していた。(c)AFP]