【8月3日 CNS】中国国家発展改革委員会(発改委)は2日、今年前半の中国の国内旅行者数はのべ28億2600万人だったと発表した。前年同期比で11.4%増加した。海外からの訪中旅行者は、前年同期並みののべ6923万人。国内の観光収入は同12.5%増の2兆4500億元(約40兆円)だった。

 また、中国人の海外旅行者数は同15%増の7131万人だった。発改委によると、春節のほか労働節(5月前半の3連休)、端午節(6月の3連休)期間の旅行者数が伸びた、この期間の国内旅行者数はのべ6億2200万人で、旅行収入は5980億元(約9兆7400億円)と、大幅に増加した。

 発改委は、今年前半の映画興行収入とスポーツ産業の状況も発表した。映画の興行収入は同17.8%増の320億元(約5200億円)で、そのうち国産の作品の収入は60%に相当する189億6500万元(約3100億円)だった。

 中国のスポーツ産業は拡大を続けており、今年末には付加価値額が国内総生産(GDP)の1%を超える見通し。スポーツ関連の消費も1兆元(約16兆円)に迫ると予想されているという。スポーツ産業の組織・企業数は20%以上増え、440万人の雇用を創出している。(c)CNS/JCM/AFPBB News