【8月3日 AFP】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は2日、ユベントス(Juventus)からアルゼンチン代表FWのゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)を獲得したと発表した。また、ミランからはレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)がユベントスに復帰するなど、両クラブ間で3人の選手が入れ替わった。

 ミランは1800万ユーロ(約23億円)の移籍金を支払い、30歳のイグアインと1年間のローン契約を締結。この契約には、ミランが来夏に3600万ユーロ(約46億円)でイグアインを買い取ることができるオプションが含まれている。

 このような形でミランがイグアインを獲得したのは、欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規定に対応するためであったとイタリアのメディアは報じている。メディカルチェックを受けたイグアインは「新たな冒険が始まる」とコメントした。

 一方のボヌッチは、昨年1月に移籍が合意し、先週アタランタ(Atalanta)からユベントスに加入したばかりだったマッティア・カルダーラ(Mattia Caldara)とのトレード移籍になった。31歳のイタリア代表DFにとっては、わずか1シーズンでミランからユベントスに復帰する結果となった。ミランは昨季、夏の補強で2億ユーロ(約258億円)以上を費やしたものの、リーグ戦で6位に終わり、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の出場権も獲得できなかった。

 ミランはボヌッチの獲得に4200万ユーロ(約54億円)を投じたと報じられているが、キャプテンを務めたボヌッチはユベントスで見せていたような圧倒的なパフォーマンスは見せられなかった。ボヌッチは「トリノ(Turin)の街とユベントスは私にとってホームだ。こんなことが起きるなんてな想像できなかったけどね」「復帰できてうれしいし、興奮している」と述べている。(c)AFP