【8月3日 AFP】米アップル(Apple)の時価総額が2日、民間企業として初めて1兆ドル(約111兆6000億円)を突破した。

 アップル株価は、先月31日発表の四半期決算が予想を上回ったことを受け、2日続伸。2日午前の米株式市場で一時207.05ドル(約2万3000円)を付け、その後やや反落した。

 時価総額の1兆ドル到達は、2011年の就任時に懐疑的な反応で迎えられていたティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)にとって新たな勝利となった。ただ、金融業界関係者の多くは、この節目は心理的なものであり、大きな意味はないとみている。

 時価総額1兆ドル突破は民間企業としてはアップルが初めてだが、政府系企業では中国のペトロチャイナ(PetroChina)が2007年の新規株式公開(IPO)時に短期間ながら達成していた。しかし同社の時価総額は以降、低下している。(c)AFP