焼肉の出前、斬新すぎた? 中国火鍋有名店「海底撈」参入10日で撤退
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■焼肉の「出前」は、串刺しの肉と電気コンロ…
理由として挙げられるのは、無料配達のための注文最低額を158元(約2500円)からと高く設定したことだ。
さらに、一般的な出前サービスの多くが加工した料理を消費者のもとに届けるのに対し、海底撈のサービスは配達員が電気コンロと串に刺さった生肉を届け、配達先で消費者に焼いてもらうといった形式が不人気の原因とみられる。
なぜ海底撈は、焼肉市場への参入を決めたのか。業界関係者は、海底撈は2010年6月から火鍋の出前サービスを開始していたが、火鍋はやはり店舗内で食べることが一番適していて、出前には向かない。そこで、焼肉事業で出前収入を増やそうと参入したのではないかと分析する。
ある食品業界のアナリストは、「中国の焼肉市場はブランド力が低い。そこに、海底撈ブランドの影響力を与えることが最大のメリットだったと考えていたのではないか」と言う。
海底撈は5月17日、香港証券取引所(Hong Kong Exchanges and Clearing)で上場の申請を提出している。中国の火鍋業界大手として、今回の上場申請は業界内外で注目されている。
だが同社には、多くの解決すべき問題がまだ残っている。アナリストは、「今の海底撈にとって最大の問題は、食品安全の管理問題。例えば北京勁松店の『ネズミ事件』や『ハエ写真』などが、現在直面する最も深刻な問題だ。飲食関連企業にとっては、食品の安全をしっかり管理することが、最初に解決すべき問題でなくてはならない」と指摘している。(c)東方新報/AFPBB News
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