【7月31日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)を率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は30日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)との関係が報じられているエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)の残留は「最大の望み」だと述べた。

 シンガポールで行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との親善試合に3-2で勝利した後、スペインメディアが報じているレアルのカヴァーニへの関心を聞かされたトゥヘル監督は、驚いた表情を見せた。

 カヴァーニをPSGに引き留めたいか問われたトゥヘル監督は、「これが今の私の感情であり、もっとも大きな望みだ。そのようなことは聞かされていない」とすると、「何日か前にエディンソンと話したが、彼はそのことについて何も言わなかった。彼はチームに戻ること、そしてこのチームで自身の目標を達成するのが楽しみだと話していた。彼はわれわれにとって重要な選手であり、手放す考えは一切ない」と続けた。

 未確認ではあるものの、欧州王者であるレアルが1億ユーロ(約129億円)の移籍金でイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に渡ったクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)の穴を埋めるため、カヴァーニに興味を抱いているという情報がある。

 PSGでキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)やネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とともに「MCN」という強力な攻撃ユニットを形成するカヴァーニは、セリエAのナポリ(SSC Napoli)からの加入後、5シーズンにわたってPSGに所属している。現在31歳のストライカーは、昨年世界最高額の移籍金でチームに加入したネイマールとの間に問題を抱えていると報じられたが、それは解決したと述べていた。(c)AFP