【7月28日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のパルメイラス(Palmeiras)は27日、W杯(World Cup)優勝経験を持つルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)氏が新指揮官に就任すると発表した。スコラーリ氏が同クラブを指揮するのはこれが3度目となる。

 2002年のW杯日韓大会でブラジルを優勝に導いたスコラーリ氏は、26日にホジェール・マチャド(Roger Machado)前監督が解任されてからわずか数時間に就任した。

 パルメイラスによると、イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)を率いたこともあるスコラーリ氏は「2020年までの契約にサイン」した。69歳の同氏は1997年から2000年、2010年から12年と2度チームを指揮し、1999年にはクラブ史上初となるリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America)制覇を果たしている。

 スコラーリ氏は、直近では指導者として中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande)を2015年から3年間指揮。リーグ3連覇を果たし、15年にはAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)を制覇している。

 前々シーズンにリーグ優勝を果たし、昨季も2位に入ったパルメイラスだが、今季は15試合を終えて首位と勝ち点8差の7位となっている。(c)AFP