【7月27日 CNS】ドイツの自動車メーカー、ダイムラー(Daimler)は25日、中国IT大手の百度(バイドゥ、Baidu)と自動運転や車のインターネット(Internet of VehiclesIoV)などの分野で提携すると発表した。

 百度は今月10日、独BMWと自動運転技術での提携も発表している。

 ダイムラーは昨年7月から百度の自動運転オープンプラットフォーム「アポロ(Apollo)」に参加しており、引き続き安全性の高い自動運転技術の研究と開発を進めるとしている。

 同社は今年7月、北京市の自動運転車両路上走行テスト免許を取得した初の海外自動車メーカーで、同社のメルセデス・ベンツ「Vクラス」に、百度のアポロの技術を搭載し、北京市内で走行試験を行っている。

 両社の提携は2013年、地図上でユーザーの興味のあるポイントを表示する「POI(Point of Interest)」や、目的地検索などの機能の共同開発に始まり、翌14年にはメルセデス・ベンツに「百度全景地図」を導入。16年には中国で販売されているメルセデス・ベンツに、百度のテレマティクスサービス「CarLife」を導入している。(c)CNS/JCM/AFPBB News