【7月27日 AFP】北半球ではここ数週間、北極圏やスカンジナビア(Scandinavia)半島から米カリフォルニア州、日本、北アフリカに至るまでの広い地域が異例の熱波に席巻されている。各地で史上最高気温を更新するとともに、干ばつや森林火災が発生。気象学者らは、熱波は気候変動の結果だとしている。

 北欧は特に異例の状況で、北極圏の気温が30度に到達した。ノルウェーの気象機関によると、同国北部では先週、平均気温を15度余り上回る33度を観測し、過去最高を更新。またフランス気象局(Meteo-France)によると、北極圏に近いスウェーデンのクビックヨック(Kvikkjokk)で今月17日に32.5度、フィンランドのラップランド(Lapland)で18日に33.4度を記録した。

 さらに米海洋大気局(NOAA)によれば、ロシアのシベリア(Siberia)では、トンポ(Tompo)で9日に37.2度、バナバラ(Vanavara)で先月26日に35.5度が観測されている。

 日本では猛烈な暑さの中で数十人が死亡。公式統計によれば、今月23日には熊谷で国内観測史上最高の41.1度が記録され、東京都内でも史上初めて40度を超える気温が観測された。

 国連の世界気象機関(WMO)によると、アルジェリアのサハラ(Sahara)砂漠では5日、気温が51.3度まで上がった。これは「信頼の置ける機器で観測されたものとしてアルジェリア史上最高」とみられている。フランス気象局は、信頼の置ける統計が取られ始めて以降のアフリカ大陸史上最高気温である可能性が高いとしている。

 米国では、カリフォルニア州を猛烈な熱波が襲っている。モハベ砂漠(Mojave Desert)のデスバレー(Death Valley)にあるファーネスクリーク(Furnace Creek)では8日、気温が52度に達した。同地では1913年7月10日に世界最高気温とされる56.7度が観測されているが、一部の専門家はこの記録を疑問視している。(c)AFP