【7月23日 AFP】男子ゴルフの米国ツアーメジャー第3戦、第147回全英オープン(The 147th Open Championship)は22日、英カーヌスティ(Carnoustie)のカーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)で最終日が行われ、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、一時は単独首位に立ったものの、イーブンパー「71」と最終的にスコアを伸ばすことができず、通算5アンダーの6位タイに終わった。

 メジャー通算14勝を挙げている42歳のウッズは、多くの選手がショットに苦しむ中、前半に2つのバーディーを奪って首位に立ち、ライバルたちを浮き足立たせた。しかし、通算3度優勝している全英に3年ぶりに出場したウッズは、11番でダブルボギー、12番でボギーをたたいて後半に失速し、劇的な復活優勝とはならなかった。

 最終18番を終えて観戦した自身の子どもたちと熱い抱擁を交わしたウッズは、試合中「自分自身に少しいら立っていた」というが、今月行われたテニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)で準優勝した友人のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)の存在が立ち直るきっかけを与えてくれるだろうと話している。

 優勝したフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)に3打及ばなかったウッズは、「きっとセレーナは私に電話をかけてくる。お互いに気持ちの整理をつけなければならないからね」と語った。

「彼女は出産を経て出場したウィンブルドンの決勝で負けた。現実を正しく捉えておく必要があるし、それは私も同じだ。多少の悔しさが残ることは分かっている。だがこれまでいた場所のことを考えると、今自分がいる場所は恵まれているよ」 (c)AFP/Pirate IRWIN