【7月18日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場した元日本代表の本田圭佑(Keisuke Honda)が、米俳優のウィル・スミス(Will Smith)氏と共同でベンチャーキャピタルファンドを設立し、社会問題に取り組むスタートアップへの投資を進めていくことが決まった。本田の所属事務所が17日に発表した。

 事務所によれば、ファンド名は「ドリーマーズファンド(Dreamers Fund)」で、証券大手の野村ホールディングス(Nomura Holdings)を「アンカー投資家」に、ウーバー(Uber)やスペースX(SpaceX)など、米ベンチャーの資金調達に携わった経験を持つ投資家も加え、合計で1億ドル(約113億円)の資金を集めることを目指すという。

 本田は発表に際し、「ドリーマーズ・ファンドを通じて米国や日本、そして世界中の人々の生活を良い方向に変えていきたい」とコメント。また、自身の公式ツイッター(Twitter)でも「困難に向かって新しい挑戦をする」と簡潔に決意を表明した。

 本田はオランダのクラブでプレーしていた10年前、チームメートの中に給料の半額以上をアフリカや南米の家族に仕送りし、一家を支えている選手がいることに「ショック」を受け、「困難な状況にある人たちのために、何か自分にできることはないかを考えるようになった」という。(c)AFP