【7月18日 AFP】MLBオールスターゲーム2018(89th All-Star Game)の本塁打競争で、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のブライス・ハーパー(Bryce Harper)が優勝を飾り、ファンは歓喜した。しかし、球団の経理担当者は大きな損失を出すギャンブルによる費用の算出を強いられることになった。

 ハーパーは、球宴会場のナショナルズの本拠地ナショナルズ・パーク(Nationals Park)で、16日に行われた毎年恒例の本塁打競争で計45本の柵越えを披露し、勝利を挙げた。

 ハーパーの大きな放物線が観客を総立ちにさせた一方で、球団職員は決算に向けて身構えている。

 ナショナルズは本塁打競争を前に、特定の5試合について、ハーパーが本塁打を放つごとに1ドル(約113円)ずつチケットの代金を下げるとツイッター(Twitter)に投稿していた。

 ハーパーが打球を45本スタンドに運んだことで、販売中のチケットの最低価格は1ドルになった。

 ナショナルズのファンによると、チケットを買おうと多くの人が殺到したためウェブサイトがクラッシュしたという。

 ナショナルズはツイッター上で、球団の経理部に対して公に謝罪の言葉を伝えている。(c)AFP