【7月16日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は15日、同日に閉幕したサッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)について「あらゆる点で成功した」と総括し、ロシアはその運営に誇りを持てるとたたえた。

 モスクワのルジニキ・スタジアム(Luzhniki Stadium)でフランスとクロアチアとの決勝戦を観戦後、テレビの前で語った。

 2016年にフランスで開催された欧州選手権(UEFA Euro 2016)では、ロシアとイングランドのサポーターが衝突。そのため、今回のW杯が始まる前にも外国人サポーターをめぐって懸念が出ていた。

 プーチン氏は、今大会のサポーターは「スポーツやサッカーは人々を分断するのでも、けんかや口論に導くのでもなく、共通の価値観を基に人々を結び付けられることを示した」と称賛。大会のためロシアに駆け付けた外国人サポーターに謝意を表した。

 プーチン氏は、大会の「ファンID」を保持する旅行者に対して、年内はビザ(査証)なしでのロシア入国を認めることも明らかにした。(c)AFP