【7月16日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)は15日、ジュニアの部の男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードで台湾のツェン・チュンシン(Tseng Chun-Hsin)が6-1、6-7(2-7)、6-4で英国のジャック・ドレイパー(Jack Draper)を下し、初優勝を飾った。

 ジュニアの世界ランキングで1位に立つ16歳のツェンは、先月の全仏オープンテニス(French Open 2018)でも優勝しており、これが今年に入ってジュニアの四大大会(グランドスラム)2勝目となった。惜しくも敗れたドレイパーは、英国出身選手として56年ぶりのタイトル獲得はならなかった。

 1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2018)でも準優勝に輝いているツェンは試合後、「本当に大きな自信になる。非常に大きなことを成し遂げられたと思う。この目標を達成するのに、僕を助けてくれた多くの人に感謝しないといけない」と語った。

 また、すでにシニアの世界ランクでも601位につけ、来年にプロ転向を計画していると明かしたツェンは、自身にとってのヒーローは日本の錦織圭(Kei Nishikori)だと口にしている。

「来年からプロの大会に出場し始めると思う。今年はたぶん、(ジュニアの)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)でプレーして、その後に戦いの場をプロのサーキットに移すと思う。僕の大好きなアイドルはケイ・ニシコリ。彼はアジアで最高の選手だと思うからね。僕も彼と似たプレーをするし、彼のような選手になりたい」 (c)AFP