【7月15日 AFP】ラグビー日本代表のナンバー8で、スーパーラグビー(Super Rugby)に参戦するメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels、オーストラリア)のアマナキ・レレイ・マフィ(Amanaki Lelei Mafi)が、遠征先のニュージーランドで逮捕され、暴行罪で訴追されたことが分かった。オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)が15日、発表した。

 マフィは37-43で敗れた14日のオタゴ・ハイランダーズ(Otago Highlanders、ニュージーランド)戦後、チームメートのロペティ・ティマニ(Lopeti Timani)と口論になったという。警察の広報は豪フォックス・スポーツ(Fox Sports)に対し、「男1人が意図してけがをさせたとして訴追された」とした上で、マフィは16日に出廷する予定とコメントしている。一方のティマニは軽傷を負ったが、病院には行かなかったと付け加えられている。

 事件を受けてオーストラリアラグビー協会もコメントを発表し、「オーストラリアラグビー協会とメルボルン・レベルズは、昨夜にダニーディン(Dunedin)で起きたアマナキ・マフィとロペティ・ティマニが関わった事件について確認している」「両選手ともニュージーランドにとどまっており、マフィは現在、2選手の間で起きた問題を受け、警察の留置所にいる」と述べた。その他の選手は、今回の事件に関わっていないという。

 現在28歳のマフィは、2009年に日本で行われた20歳以下のW杯にトンガ代表として出場した後、戦いの場を日本に移し、2014年に同国代表に選出された。その後はW杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)に出場し、34-32で南アフリカを破る金星にも貢献した。(c)AFP