【7月14日 東方新報】サッカーW杯はファンのものだ。だが、中国でのW杯はザリガニ抜きでは語れない。

 中国の出前サービス大手の餓了麼(Ele.me)は、サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)開催後二日間の4試合で、ロシアがサウジアラビアに大勝し、ポルトガルとスペインが闘っている間に、2400万匹のザリガニが消費されたと発表した。

「天猫(Tmall)」は「W杯夜食販売キャンペーン」を行い、二日間の注文件数は271.1%伸びたという。ザリガニ消費の3大都市は、多い順に上海、武漢(Wuhan)、杭州(Hangzhou)。客一人が1回に購入したザリガニの金額が最も高かったところは杭州で、4130元(約6万9300円)だった。

 ザリガニの消費が最も多かった日は6月23日で、メキシコが韓国に勝った日。注文は1万件を超えた。

「90分の試合の15分間のハーフタイムには、1秒あたり平均484匹のザリガニが注文され、そのうち55%が15分間のハーフタイム内に配達を完了した」と、餓了麼の張莹琦(Zhang Yingqi)広報部長は胸を張る。「我々のような出前業者にとって、今回のW杯は、かつてない狂気の祭りだ」(c)東方新報/AFPBB News