■農村戸籍には優遇も

 教育局がさらに分析したところ、夫婦の戸籍が同一地域でない場合の多くは、例えば二人のうち一方が都市戸籍、もう一方が農村戸籍というケースがある。

 特に都市部の中に存在する農村戸籍者が集まって居住する地域では、国の優遇政策と合わせて居住する地域の村の福利を受けられるので、農村戸籍の保護者は、戸籍を農村から都市へ移すのを嫌う。そのため、一部の家庭では「偽装離婚」を利用して、入学ができるように見せかけている。

 石家荘教育局では、一部の保護者が、子どもの通学地域を調節する政策について誤解をしていると考えている。夫婦の戸籍の地域が異なっていても、一方の戸籍が通学区にあれば、付近の小学校へ入学することができ、通学区の異なる遠くの小学校へ通学しなければならないケースは少ないと話している。(c)東方新報/AFPBB News