【7月13日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2018)は12日、女子シングルス決勝が行われ、大会第11シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は6-3、6-3で第12シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を退け、自身2度目の決勝へ駒を進めた。

 センターコートで行われた一戦は、ケルバーが元全仏オープンテニス(French Open)女王のオスタペンコをわずか67分で一蹴。試合を通してウイナーの数は10本にとどまったが、アンフォーストエラーの山を築いたオスタペンコに勝利するには十分だった。

 自身4度目となる四大大会(グランドスラム)決勝へ駒を進めた30歳のケルバーは、タイトルが懸かる14日の大一番で大会7度の優勝を誇るセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と激突する。ケルバーはセレーナとの通算成績で2勝6敗と負け越しており、2016年のウィンブルドン決勝でも苦杯をなめている。

 メジャー2勝目を飾った2016年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)以来となるグランドスラムの決勝に勝ち上がったケルバーは試合後、「とにかくよく動いて、訪れたチャンスを生かすことを意識した。(決勝に進めて)本当に興奮している」「決勝の舞台に戻ってこられて素晴らしい気分。センターコートでのプレーはいつだって最高」と語った。

 また、2016年には全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)と全米を制し、ウィンブルドンでは決勝に進出しながら、昨年は極度の不振に陥っていたケルバーは「グランドスラムの決勝にいることができて本当にうれしいし、誇りに思う。小さい頃から、こういった試合のために練習を積んできた」と喜んだ。決勝ではドイツ女子として1996年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏以来となるウィンブルドン制覇を目指す。(c)AFP/Steven GRIFFITHS