【7月9日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)でイングランドが4強入りを決めた一戦を、英国で約2000万人がテレビ視聴していたことが8日、明らかになった。この数字にパブで見ていた人は含まれていない。

 英BBCは、「W杯の準々決勝でイングランドがスウェーデンに勝利した試合は、視聴可能な人の89パーセントをBBC One(試合を中継していたチャンネル)に引き付け、視聴者数は最大で1990万人だった」と発表している。

「この試合ではインターネット上で390万人という信じられない視聴者数をマークし、うちライブ配信での視聴者数は史上最多の380万人だった。この試合は、BBCのインターネット配信において史上最も見られた生中継番組となった」

 7日の夕方、英国中の街路から人が消えた。というのも人々は汗臭いパブに押しかけ、大きなスクリーンの前に集まるか、イングランドの28年ぶりとなる準決勝進出を見守るため自宅で待機していたからだ。

 試合終了のホイッスルが鳴ると、国旗をまとったファンが2-0の勝利を祝うため家から外に飛び出し、「Football's coming home(フットボールが母国に帰ってくる)」というチャントを歌いながら踊った。

 しかし、酔っぱらって騒いだ人が救急車の上で跳びはね、修理が必要になるほどのダメージを車体が負うなど、ロンドンでは少し熱狂が度を越えてしまった場所もあった。(c)AFP