【7月8日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)準々決勝でベルギー代表に1-2で敗れたブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は7日、大会からチームが姿を消すことへの苦悩をあらわにした。チームは7日にロシアをたち、スペインのマドリードを経由して8日早朝にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)に到着する予定となっている。

 今年3月に骨折した足の手術を受け、今大会で復帰を果たしたネイマールは、自身のインスタグラム(Instagram)で「僕が言えるのは、これが自分のサッカー人生において最も悲しい出来事であるということだ。僕らはもっとできる、歴史をつくることができると分かっていたからこそ、傷ついている。だけど、今回は僕らの大会ではなかった」とコメントした。

「プレーに戻る力を見いだすのは大変だけれど、神様がそれを与えてくれると信じている。このチームの一員になれてとてもうれしいし、みんなを誇りに思う。ベルギーが僕らの夢を打ち砕いたけれど、僕らからすべてを奪い取れなかった」

 カザ二(Kazan)で行われた6日の準々決勝で、ブラジルは前半に2点のビハインドを背負うと、後半に途中出場のレナト・アウグスト(Renato Soares de Oliveira Augusto)のゴールで1点を返したが、そこから巻き返しを図ることはできなかった。

 ブラジルは2002年W杯日韓大会で通算5回目の優勝を果たして以来、準々決勝で敗退したのは最近4大会で3度目となっている。自国開催となった前回大会(2014 World Cup)ではベスト4まで勝ち残ったものの、その前の試合で負傷したネイマールが欠場した影響もあり、準決勝でドイツに1-7の大敗を喫した。

 昨夏に移籍金2億2200万ユーロ(約290億円)でスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)からフランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に加入したネイマールは、次回の2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)は30歳で迎えることになる。(c)AFP