【7月7日 AFP】タイの人気観光地プーケット(Phuket)島沖で、中国人観光客らを乗せた船が悪天候により転覆・沈没した事故で、これまでに37人の遺体が収容され、現在も18人が行方不明となっていることが分かった。タイ海軍関係者が6日、明らかにした。

 中国人観光客からなる乗客105人を乗せた「フェニックス(Phoenix)号」は5日夕、5メートルの高波に見舞われ転覆。遺体の多くは船から数キロ離れた地点で、ライフジャケットを着用しうつぶせになって海上に浮かんでいる状態で発見された。

 6日夜、匿名を条件に取材に応じたタイ海軍関係者は「現在の死者数は37人で、依然として18人が行方不明となっている」と述べた。タイ海軍少将はこれに先立ち、ダイバーらが沈没した船内で「10人超の遺体」を確認したことを明らかにし、遺体は6日中の収容を目指すと述べていた。(c)AFP/Mohd RASFAN, Elizabeth LAW