【7月6日 AFP】サッカーアルゼンチン代表がW杯ロシア大会(2018 World Cup)でベスト16敗退に終わったことを受け、同国のレジェンドで元指揮官でもあるディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏が新監督に名乗りを上げているが、W杯優勝経験者のマリオ・ケンペス(Mario Kempes)氏も、代表チームを率いることに意欲をみせた。

 1978年W杯アルゼンチン大会の決勝で2得点を挙げ、母国を優勝に導いたケンペス氏は、自身が現在コメンテーターとして活動する米スポーツ専門チャンネルESPNで、代表チームの監督に興味があるかを問われると「もちろんさ!」と答え、「やらなければならないことはたくさんあるが、非常に興味深いチャレンジとなる素晴らしいプロジェクトの準備をするための時間は十分にある」と話した。

 チームの指揮を執るホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督は現在、W杯敗退を受けて辞任を迫られているものの、自ら退任する意思はないことを明らかにしている。一方、1986年大会の優勝メンバーであるマラドーナ氏は、無償での代表監督就任を申し出ていた。

 マラドーナ氏は2008年から2010年までアルゼンチン代表の監督を務めていたが、2010年W杯南アフリカ大会(2010 World Cup)の準々決勝では、ドイツに0-4で大敗を喫している。

 63歳のケンペス氏は、2002年を最後に監督業から離れており、インドネシアやアルバニア、コスタリカ、ボリビア、あるいはスペインやイタリアの下部リーグで率いたチームで指導者としての輝かしい実績を築くことはできなかった。(c)AFP