【7月6日 AFPBB News】(更新)金魚やニシキゴイなど約8000匹の観賞魚が、幻想的に照らされた水槽の中を優雅に泳ぎ回る水中アートの企画展「ECO EDO 日本橋 アートアクアリウム2018(ECO EDO Nihonbashi Art Aquarium)」が6日、日本橋三井ホール(東京・中央区)で始まった。開催前日の5日、関係者に内部が公開された。

 アートアクアリウムとは、アートやエンターテインメントとアクアリウム(水族館)を融合させた「水族アート展覧会」のことで、アーティストの木村英智(Hidetomo Kimura)さんが手がける。

 今年のテーマは、「真の日本」。江戸時代の豪商が天井に水槽を作らせたという逸話から着想を得た「天井金魚」は、文字通り水槽が天井の升目に合わせて埋め込まれ、金魚が宙を泳いでいるように見える。見上げた時にも金魚が美しく見えるように、天井の水槽の中に鏡を設置するなど構想に5年をかけたという。

 また、水槽をびょうぶに見立てた新作「大政奉還金魚大屏風」は、幅約5.4メートルの水槽にプロジェクションマッピングの映像が投影される中を金魚が泳ぎ、さながら極彩色の「生きた」びょうぶのようだった。9月24日まで。(c)AFPBB News