【7月3日 AFP】ベルギーとフランス、ドイツ3か国の当局は、フランスの首都パリ郊外で先月30日に開かれたイラン反体制派組織の集会に対する爆弾攻撃を計画していた疑いで、イランの外交官1人を含む6人の身柄を拘束した。ベルギー当局や複数の情報筋が2日、明らかにした。

 ベルギー連邦検察当局の発表によると、攻撃計画があったとされるのはイラン反体制派組織ムジャヒディン・ハルク(イスラム人民戦士機構、MKO)がパリ北郊ビルパント(Villepinte)で開催した集会。約2万5000人が参加した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)元ニューヨーク市長を含む、米国の有力者らも出席したという。

 容疑者の拘束についてはベルギー連邦当局が最初に発表。検察が「イラン系」のベルギー人とする夫婦に対し、同集会で「爆弾攻撃の実行を企図した疑いが持たれている」と明らかにした。

 警察の精鋭部隊がブリュッセルの住宅地で夫婦を呼び止めた際、2人は高性能爆薬「TATP(過酸化アセトン)」500グラムと起爆装置を所持していた。夫婦と接触があったオーストリア・ウィーン駐在のイラン人外交官もドイツで拘束されたという。

 治安筋によると、フランスでも先月30日に3人が拘束されたが、うち2人は釈放された。

 2日には、イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領が訪欧。イラン政府は今回の訪問を、米国がイランとの核合意から離脱したことを受けて、イランと欧州との協力のための「決定的重要性」を持つ訪問と位置づけている。(c)AFP/Alex PIGMAN