【7月2日 AFP】(更新)米プロバスケットボール(NBA)のスーパースター、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が1日、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)加入で合意した。発表した代理人によると、契約は4年総額1億5400万ドル(約170億円)だという。

 通算4度シーズン最優秀選手(MVP)に選出され、NBAファイナルに8季連続で出場しているジェームズは、リーグ屈指の名門でコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏、マジック・ジョンソン(Magic Johnson)氏らレジェンドの系譜を継ぐことになる。

 ジェームズの代理人を務めるクラッチ・スポーツ・グループ(Klutch Sports Group)社は、「シーズンMVPに4度、ファイナルMVPに3度、オールスターに14度選出され、五輪で金メダルを2個獲得しているレブロン・ジェームズは、ロサンゼルス・レイカーズと4年総額1億5400万ドルで合意した」と発表している。

 NBA史上最高の選手という称号をマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏と争うジェームズだが、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)では今年のファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)にスイープで敗れるなど、フラストレーションをためていた。ジェームズとキャバリアーズは2015年以降、ウォリアーズにファイナルで3度敗れている。

 キャバリアーズもジェームズの残留に向け、フリーエージェント(FA)解禁直後の1日未明に電話をかけたと報じられていたが、ロサンゼルスに自宅と映画製作会社を所有する同選手は、サラリーキャップに十分な余裕があり、チーム再建を目指すレイカーズに加入することになった。

 また、ジェームズと同じエージェントを持つベン・シモンズ(Ben Simmons)が所属するフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(Philadelphia 76ers)も、今季新人王に輝いたシモンズ、ジョエル・エンビード(Joel Embiid)との共演実現に向けてジェームズの獲得に動いていた。

 2010年にキャバリアーズからマイアミ・ヒート(Miami Heat)に移籍したジェームズは、4度進出したファイナルで2度頂点に立った後、古巣にタイトルをもたらすために2014年にキャバリアーズに復帰。2016年にはファイナル制覇の立役者となり、この約束を果たしたが、その翌年にケビン・デュラント(Kevin Durant)を獲得したウォリアーズとの直近2年のファイナルでは通算1勝8敗と惨敗していた。(c)AFP