【7月1日 CNS】高低がふぞろいな吊脚楼(ちょうきゃくろう)や木造の家、石畳、古くなって汚れた瓦。街角で働く荷物運び、茶館で茶を飲みおしゃべりする人たち、火鍋の店でセンマイやアヒルの腸に舌鼓を打つ人、店先で「豆花飯」を売る女店主、ベランダで服を干す女性…。中国・重慶市(Chongqing)の昔ながらの光景が、作品の中にぎゅっと凝縮されている。

 ミニチュアサイズの模型「小重慶」の制作者は、重慶大学(Chongqing University)に通う伍鈺滢さん。伍さんは湖南省(Hunan)出身の女性で、重慶に来た時から、起伏の多い独特の街並みにほれ込んでいるという。自分が気に入って何度も足を運んでいる街並みを組み合わせ、3か月かけて心の中の「小重慶」を制作した。(c)CNS/JCM/AFPBB News