【6月25日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は24日、グループHの試合が行われ、ジェリー・ミナ(Yerry Mina)、ラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)が得点を記録したコロンビアが3-0でポーランドを退け、ベスト16に望みをつないだ。

 敗れればグループステージ敗退が決定するという状況で迎えたこの試合では、コロンビアが不安定な立ち上がりを見せながらもそれを克服し、日本とセネガルに勝ち点1差のグループ3位に浮上。コロンビアがベスト16に進出できるかどうかは、セネガルとの最終節の結果次第になった。一方、期待外れの結果に終わったポーランドは、今大会で敗退が決定した初めての欧州勢となった。

 4年前に行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で準々決勝まで勝ち上がったコロンビアの躍進は、計6得点を記録したハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)の活躍が大きかった。日本に1-2で敗れた今大会の初戦、ロドリゲスはふくらはぎの負傷により重要な役割を担う時間は限られていたが、この日のポーランド戦では最高の状態を取り戻した。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でプレーするロドリゲスは、フアン・キンテロ(Juan Quintero)やクアドラドとともに先発出場し、コロンビアの超攻撃的な陣容は、最初からこの日の展開を予告しているようだった。

 コロンビアは前半40分、ロドリゲスのクロスをミナがヘディングで合わせて先制すると、後半25分にはキンテロのスルーパスを受けたファルカオが追加点を奪い、その5分後にはロドリゲスの決定的なアシストからクアドラドがゴールを決めて突き放した。(c)AFP