【6月24日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は24日、グループGの試合が行われ、イングランドが6-1でパナマに大勝し、2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)以来の決勝トーナメント進出を決めた。この結果により、ベルギーのグループ突破も確定し、パナマとチュニジアの敗退も決まった。

 イングランドは主将ハリー・ケイン(Harry Kane)がハットトリックを達成し、ジョン・ストーンズ(John Stones)が代表チームでは初となる2得点を記録、さらにはジェシー・リンガード(Jesse Lingard)も美しいゴールを決め、パナマに完勝した。ケインは今大会5得点目となり、得点ランキングで首位に立っている。

 今回の結果は、イングランドにとってW杯本大会での最大得点差での勝利となり、W杯本大会においてチームが1試合4得点以上を記録したのは、優勝を果たした1966年大会以来のことである。また、前半だけでの5得点もイングランドにとって初めてのことであり、ケインは1986年大会のギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏以来となるハットトリック達成者となった。

 イングランドはまた、今大会において現時点の最多得点での勝利を収めたが、この試合で最大の歓声が生まれたのは後半33分、フェリペ・バロイ(Felipe Baloy)が得点し、パナマにとって史上初のゴールが決めた瞬間だった。

 グループGは現在、めずらしいことにイングランドとベルギーが勝ち点、得失点差、総得点で並んでおり、両チームは28日にカリーニングラード(Kaliningrad)で直接対決する。(c)AFP