【6月29日 Xinhua News】中国西部の四川省は日本と同じく地震多発地帯であり、2008年にマグニチュード(M)8.0の汶川地震(四川大地震)、2013年に芦山地震(M7.0)、2017年に九寨溝地震(M7.0)が発生している。度重なる地震で地すべりや土石流などの地質災害が頻発しており、地質災害の恐れがある危険箇所は4万カ所余りに上り、およそ164万人の生命と財産をおびやかしている。

 地質災害に備えるため、同省では5万人余りの地質災害専従監視チームを編成した。メンバーはいずれも危険箇所付近の村民だ。また、テクノロジー運用を重視し、昨年は衛星リモートセンシングや無人機などの運用によって、新たな地質災害危険箇所2837カ所を発見した。2100カ所の重点危険箇所には変移・変形モニター、雨量計、地面ひび割れ警報器などの自動監視装置を取り付けた。(c)Xinhua News/AFPBB News