【6月21日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)に出場しているアルゼンチンのホルヘ・サンパオリ(Jorge Sampaoli)監督が20日、1-1で引き分けたアイスランドとのグループ初戦でPKを失敗したリオネル・メッシ(Lionel Messi)を再び擁護した上で、21日に控えるクロアチア戦は絶対に勝たなければならない試合だと語った。

 2014年に行われた前回のブラジル大会(2014 World Cup)で準優勝に終わったアルゼンチン代表は、16日に行われた伏兵アイスランドとのグループD初戦で失意のドローに終わり、クロアチア戦では何としても勝ち点3を獲得したいと考えている。

 セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が先制のネットを揺らしながら、アルフレズ・フィンボガソン(Alfred Finnbogason)のゴールで追いつかれ、後半にはメッシがPKを外したアルゼンチンをめぐっては、その結果とパフォーマンスに批判が集まっている。

 サンパオリ監督は、アイスランドと引き分けたことで決勝トーナメント進出の可能性は低くなったと認めながらも、チームは良い方向に進めると自信を示しており、「次のステージに上がらないといけない。そのためにここへ来たのだから」と語った。

 また、繰り返しメッシについて質問を受けた指揮官は、アイスランド戦での結果はPKを失敗した同選手の責任ではないとして「あの試合を勝てなかったことでがっかりはしたが、レオが全責任を背負ってはいけないと思う。アルゼンチンが勝てばみんな称賛してくれるが、負ければ常にレオの責任となる。それはあまりにもフェアじゃないと思う」と話した。(c)AFP